ワイハ「映画ネタ明日書こう」って書いておきながら、一日空いてしまった。
一日空いてしまったので、私の中でなんだか気持ちよく消化してしまってうまく活字にならないです。
というか、この映画、言葉で説明するのはとても難しい、空気感とか距離感とか、そういう”感じる”演出の映画だからです。
この映画を撮った真田敦監督はもともとCMディレクターで、「牛乳に相談だ!」とか「suica」「ソフトバンク」などのCMを手がけた監督だそうです。
流石、魅せるシーンが沢山で、セリフがなくても感じて欲しい事とか、受け止めて欲しい気持ちとかがちゃんと観客に伝わってきて、それだから、ひとつひとつの何気ないシーン、たとえば日々変化してるもの、変化してないもの、それら全てに物語があって、そういう演出は流石CMを手がけた人ならではのセンスの良さだと思いました。
やっぱり活字で表現するのは難しい。
しかも私の拙い文章じゃ到底伝えられない…、まあそもそも岡田将生が出てるってことで観に行ったんですが、こんなに可愛くて美味しそうな映画だとは予想外でした。
美味しそうな映画、うーん、私は料理が出てくる映画って大好きなんです。
「バベットの晩餐会」とか「フライド・グリーン・トマト」「青いパパイヤの香り」
「恋人たちの食卓」「かもめ食堂」とか、不思議な異国のレシピが興味をそそりますね。
「ホノカアボーイ」に登場するそれらは、フードコーディネーターの高山なおみさんが手がけた料理達で、普段の食卓にだされるであろう数々の家庭料理なんですが、
ホントに美味しそうです。料理に対する愛情というよりも、食べてもらう人への愛情が沢山込められてます。
色合いも、食器もチープで可愛い。
その美味しそうな料理を食べる岡田将生がホントに◯◯
なんか以前はあまり邦画を観なかった私ですが、ココ立て続けに結構観てます。
映画そのものも勿論いいですが、それに関わる音楽も最高にいいなと思う今日この頃、
「重力ピエロ」の主題歌がデビュー曲になる、「S.R.S」の「Sometimes」が最近お気にです。
心地いいノスタルジックなブリティッシュサウンドという感じ…?
なんかうまく説明出来ない。
映像の素晴らしさと音楽の素晴らしさがちゃんと共存してるし、原作もしっかり面白い。
また岡田将生かっ!! って感じアレですが、「重力ピエロ」以前にちょこっとブログで書きましたが映画面白そうですよ。原作もよかったです、っという事で今また読み直してるんですが、ビジュアル含めて読むと前に読んだ時と違って別の意味で面白い思いました。別の意味って萌えな意味とか。
ハリウッド映画の低迷と邦画の好調、というニュースを目にしますが、たしかに日本の映画のあり方が以前とはまったく別物になっていると思います。
携帯小説が映画になったり、漫画が実写になったり、そもそも物語がしっかりと面白いし、
監督も年齢的にも等身大の感性を演出したり、舞台が実生活風だったりと、年齢的にも若い人が普通に共感できるものも増えてきたような気がします。
だからといって洋画がつまんない訳ではないと思います。面白いの沢山ありますよ。
で、沢山あるんですが、シネコンってどんどん入れ替わるのでさっさと観に行かないとあっという間に終わってたりして、ええ?この前公開したばかりじゃん!!っというのにもう終わってたりというのもよくあります。
たしかに面白くなさそうだって感じなんですが、ちょっと吹いたのが、リチャード・ギアの「ハチコウ物語」リメイク版、その名も「HACHI 約束の犬」ぶふ…
ちょっと何ですかね? ひいいい、なんじゃこりゃって予告でワロタ。
監督は「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」や「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」
のラッセ・ハルストレムで、私はこの監督けっこう好きなんですよ。
要所要所にクスって笑える演出が最高に巧いと思うんです。
楽しい笑いというより、人生の滑稽さに笑いたくなるぜっていうちょっと悲しい可笑しさ。
「ショコラ」ですが、さっき書いた美味しそうな映画のスイーツ部門にお薦めです。
それにしても犬好きなのか?ラッセさん。犬の映画2回目。
ついでに「ホノカアボーイ」の監督の作品が「いぬのえいが」と「ねぇ、マリモ」という犬の映画だ。
犬が好きな監督はステキな映画が撮れるのかもしれません。
そういうシメなのね 今日は。
訂正:2作品ではなくて「いぬのえいが」はいろいろなエピソードがリレー式になっていてその中の「ねぇ マリモ」という作品を撮りました。失礼いたしました。
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