アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア校長
魔法界において最も偉大でもっとも長い名前の持ち主「ハリーポッター 謎のプリンス」観てきた。
うおおお!! やっぱりハリーは面白い。
原作読みで映画観てますが、読んでない人も十分楽しめる作品だと思う。
個々の心情や背景の奥深い部分はやはり原作を読まないと伝わらない部分もありますが、普通にシリーズものの一作として面白い。
でもこの感想、原作読んでるからそう思うのかもしれない。
実際はどうなんだろうか。
原作は面白いに決まってるというポジションで読んでるわけですが、わずか2時間そこそこ、どのくらい魅力ある作品に仕上がってるんだろうか。
そこは監督の魅せどころ、と言っちゃそれまでですが。
当初,映画化するにあたって原作に忠実にという条件付きなわけですが、
でもそれどころかハリーポッターに限っては省いていいエピソードが『無い』と思う。
だってストーリーの中で起こるあらゆる事柄には全て意味があるからです。
見逃しそうな小さな出来事も、関係ないように思えてそれぞれが伏線になっている。
だからストーリーに幅があって面白い。
今回のロンのラブリーな場面だってダンブルドア校長に繋がるエピソードなわけで、これも外せない場面です。
ちょっとしつこかったけど。ふふふ、ロン、やっぱりカワイイやつだ。
そう考えるとやはり「ハリーポッター」は凄い。面白い。
素晴らしいと思わずにいられない。私が言うのもおこがましいですが。
前回の「不死鳥の騎士団」から監督のデヴィッド・イェーツ、今回もやってくれました!のカメラワークの凄さにワクワク!!
この監督さん、上下左右からのアングルの奥行きというか遠近感の見せ方が迫力。
大きいものと小さいもの、高いものと低いもの、というように、目線が捉える『違い』をはっきりと見せてくれる。
そこにスピードが加わるとちょっとした3D効果を感じる。
今回の予告編にもありますが、マグル界(人間界)のミレニアム橋が死喰い人から攻撃される場面のスピード感溢れる場面は観ていて気持ちよかった。
ヤン・デ・ボンの「ツイスター」での始まりの一場面を思い出しました。
こういう場面からの導引はこの後のストーリーへの興味を十分に引き立ててくれると思います。
最終章「ハリーポッターと死の秘宝」1部(2010年11月)、2部(2011年8月)の公開も決定で今から楽しみ。